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YUKICHI OTSUKA 大塚雄吉
F1 ウォッチャー
幼少期にF1に魅せられ、50年以上にわたって、日本製のF1が出ていなくても、日本人F1ドライバーがいなくても50年以上にわたってF1を見続けてきた、F1 ウォッチャー。

Formula One 2017(12)2017 / 08 / 25

ハンガリーGPは、フェッテルとライコネンのフェラーリがワン・ツーフィニッシュを決めた。
予選からフェラーリの後塵を浴び続けたメルセデスは、ボッタス3位、ハミルトン4位でフィニッシュした。
レース後半4番手だったハミルトンが3番手だったボッタスよりペースが速かったので前に行かせてもらい、フェラーリを追撃したが2番手のライコネンを抜くことができなかったため、ゴール直前でボッタスと入れ替わって順位を戻した。
フェルスタッペンはスタート直後にチームメイトのリチャルドにぶつけてしまった。
このため、フェルスタッペンは、レース中に10秒ストップペナルティを受けたもの、後半の追い上げが功を奏して5位に入った。

マクラーレン・ホンダは、週末を通じて、ようやくレースらしいレースを見せてくれた。
予選はQ1からQ3まで危なげなくトップ10をキープし、トップ3チームからはラップタイムで1秒以上離されたものの、ルノーとはほぼ互角の戦いができていた。
予選では、アロンソ8番手、バンドールン9番手だった。
決勝では、アロンソ6位、バンドールン10位でゴールして今季初のダブルポイント獲得となった。
アロンソはこのレースのファーステストラップも記録した。
7位にはルノーへの移籍が噂されるサインツが入った。フォースインディアのペレスとオコンは8位と9位に名を連ねた。

フェッテルとハミルトンのチャンピオンシップポイント差はまた開いて、14となった。
夏休みを前に、各チームの差はさらに縮まった感がある。
メルセデスはフェラーリよりパワーがあるがミューの低い路面やタイトコーナーが多いコースではタイヤに厳しいために決勝レースではフェラーリにひっくり返されることが多い。
レッドブルはPUの弱さを優秀なシャシー性能と空力性能で補っているが、予選が雨でもない限りフロントローに並ぶことができないから、スタートでフェルスタッペンが無理をしてクラッシュする羽目になる。
マクラーレン・ホンダはやっと信頼性が上がってきたが、PU の絶対的パワーが不足しているから、長いストレートのあるコースでは、まだまだ、苦戦を強いられる。
ルノーは信頼性の問題が未だ解消していないが、PUのパワーはホンダPUをまだ若干上回っているようだ。

夏休み明けの初戦は、スパフランコルシャンのベルギーGPだ。
スパといえば、突如雨が降り出す気まぐれなスパ・ウェザーとドライバーの視線からは天空に向かって駆け上がっていくかに見えるオ―ルージュが名物だ。
長いストレートがあるのとオ―ルージュの登りが急なのでPUパワーがあるマシンが有利だ。
とはいえ、下りのコーナー群ではドライバーの腕の差が出る。
基本的に、メルセデス・パワーのマシンにとって有利なコースだが、パワー面で不利な中で、レッドブルがどう対応してくるか楽しみだ。
フェラーリは、予選ではメルセデスに勝てない可能性が高いが、フェッテルが2番グリッドか3番グリッドに着けることができれば、レースは面白くなる。フェッテルは、スパのスタートダッシュが得意だから、スタート直後にトップに立つこともありうる。
ベルギーGPは、バンドールンにとっては初のホーム・グランプリとなる。
ホンダはバンドールンのマシンにスペック3のPUを投入することを決めたため、35グリッドダウンとなり最後尾からのスタートはほぼ確実だが、スペック3がパワフルだったら最後尾からの追い上げが見られるだろうし、その方がホーム・クラウドにとっても応援のし甲斐があるレースになるだろう。

ベルギーGPは1位ハミルトン、2位フェッテル、3位ボッタス、4位ライコネン、5位リチャルド、6位マッサ、7位ペレス、8位オコン、9位ヒュルケンベルグ、10位バンドールンかな。

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