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YUKICHI OTSUKA 大塚雄吉
F1 ウォッチャー
幼少期にF1に魅せられ、50年以上にわたって、日本製のF1が出ていなくても、日本人F1ドライバーがいなくても50年以上にわたってF1を見続けてきた、F1 ウォッチャー。

Formula One 2016(2)2016 / 04 / 01

オーストラリアGPは、結果だけを見れば、あいかわらずメルセデスのワンツーフィニシュだった。
優勝したのはロスベルグ、ハミルトンは2位だった。
フェッテルはハミルトンから1.6秒差の3位だった。
4位のリチャルドは、フェッテルから20秒近く遅れてゴールしているから、表彰台に登った3人がトップ争いを演じていたのだ。

予選は、今年からQ1、Q2、Q3のそれぞれのセッションで90秒ごとに一番遅いタイムのマシンが退くアウトされていく方式に変わった。
予選をエキサイティングにするためにと言うことで導入された方式だが、予選とレースを通じて使用できるタイヤの数が制限されているので、各車、趨勢が決まったところでアタックをやめてしまい、Q3は予選終了時刻前にコース上を走っている車が1台もいないということになってしまった。

予選では、意外にフェラーリがメルセデスに迫れなかった(0.84秒差)ことと、予想を上回ってトロロッソが5番手と7番手に着けたこと以外は、シーズン前テストの内容から推測された範囲内の結果だった。
マクラーレンホンダはポールから2秒+遅れで、12番手と13番手だった。

グランプリシーズン初戦のオーストラリアGPの決勝は、毎年リタイアする車が多く出て番狂わせの結果になることが多い。
今年のオーストラリアGPは、センセーショナルな幕開けだった。
フェラーリの2台が好スタートを決め、スタートで出遅れたメルセデス2台を引き離して、ワンツー体制を築いたのだ。
今年から導入されたシングル・クラッチによるスタートにメルセデスチームとドライバーが巧く対応していなかったせいだろう。
こうなると、フェッテルはレース・ペースのいいフェラーリを駆って、充分なマージンを築きこのまま行けばフェラーリのワンツーフィニッシュかと思われたが、レース中盤に差しかかるところでフェラーリの期待は打ち砕かれた。

17周目に、アロンソのマクラーレンホンダとグティエレスの接触によりアロンソがクラッシュした。
それまで、10位以内を走行していて入賞が確実そうに見えていたアロンソの前輪が、コーナーの入り口でやや中央寄りを走行していたグティエレスの後輪に接触してマシンが宙に舞い、アロンソのマシンは全損に近い状態でエスケープゾーンに停止した。アロンソは以外にも無傷で濃くピットから自力で脱出できたのは不幸中の幸いだった。

このアクシデントの後、赤旗が出てレースは中断された。
これで割を食ったのはアクシデント前にタイヤ交換を済ませてリードを増やしていたフェラーリだった。
赤旗後は、リードは殆どゼロになるし、メルセデスはピットストップのロスなく新品タイヤに交換できる。
もうひとつは、赤旗後の気温変動とタイヤ選択だった。
レース後半になると気温が低くなってきて、スーパーソフトタイヤが性能を発揮する温度域を外れてしまい、ミディアム・タイヤのほうがグリップが良い上に長持ちするということになってしまった。
結局、メルセデスの2台は40周近くをミディアム・タイヤで走りきり、フェラーリの手からは優勝がこぼれ落ちてしまった。

2016年からマレーシアGPは日本GPの前になったので、第2戦はバーレーンGPだ。
バーレーンはホームGPのドライバーはいないし、人工的なコースなので、シーズン前テストに近いマシンのパーフォマンス序列になるだろう。
フェラーリが予選でメルセデスとの差を縮めてくれれば面白いレースになる。
バーレーンGPは1位フェッテル、2位ライコネン、3位ハミルトン、4位ロスベルグ、5位ヴァンドールン、6位クビアト、7位バトン、8位サインツ、9位フェルスタッペン、10位ボッタスかな。

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YUKICHI OTSUKA/大塚雄吉
学会ネット株式会社 代表

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