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YUKICHI OTSUKA 大塚雄吉
F1 ウォッチャー
幼少期にF1に魅せられ、50年以上にわたって、日本製のF1が出ていなくても、日本人F1ドライバーがいなくても50年以上にわたってF1を見続けてきた、F1 ウォッチャー。

Formula One 2014(11)2014 / 07 / 25

ドイツGPはロスベルグの圧勝に終わった。
ドイツGPでドイツ人がドイツのマシンに乗って優勝したのは始めてだ。
ボッタスは猛追するハミルトンを磨り減ったタイヤで応戦し、見事に押さえきって2位に入った。
これでボッタスは3戦連続表彰台だ。
ハミルトンは予選Q1中にブレーキ・トランスミッション系統のトラブルに見舞われてコースアウトしタイヤバリヤに突っ込んだ。
Q2に出走できなかったハミルトンは、予選16番手になった。それに加えて決勝レースのためにギヤボックス交換をしたため、更に5グリッド降格となり、20番グリッドからのスタートとなった。
ハミルトンは、トップグループに追いつくためにリスクをとった追い抜き抜きをせざるを得ず、その過程で接触・破損したフロントウイングのために終盤の追い上げスピードが若干不足し、ゴールまでにボッタスを抜くことができなかった。
それにしても、重いトラブルはハミルトンのほうに多く発生する。
これで、ロスベルグとハミルトンのポイント差は14に広がってしまった。
フェッテル4位、アロンソ5位、リチャルド6位が入った。フォースインディアのヒュルケンベルグは7位、ペレスは10位だった。マクラーレンは、マグネッセンが予選4位と復調の兆しガ見られたが、決勝はバトン8位、マグネッセン9位に終わった。
マグネッセンは序盤の接触がなければもう少し上位に食い込めただろう。
序盤の衝突回避も勝つための重要なテクニックだ。

ドイツGPは2014シーズン全19戦の10戦目にあたりちょうど折り返し点だ。
ここまでにメルセデスは9勝している。
マシン・トラブルが発生しない限り、1位と2位はメルセデスの指定席になっている。
シーズン後半もこの調子でメルセデスが勝ち続けるかと言うとそうとも言えない。
特に、進境著しいのはウイリアムズで、ドイツGPの予選タイムはメルセデスまであと0.29秒だった。
決勝のペースをもう少し上げることができればメルセデスと充分戦える。
今年は、新レギュレーションが始まったばかりだからシーズン後半になっても各チーム開発を続けるだろう。
どうやら、メルセデス・マシンの弱点は回生ブレーキを含んだブレーキ系統にありそうだから付け入る隙はある。

第11戦はハンガリーGPだ。
ハンガロリンクは1周4.4Kmでコーナーの多いコースだからパッシング・ポイントが少なく、予選の順位で決勝の順位が決まってしまうことが多い。
それでも、日曜日に雨が降れば、番狂わせが期待できる。バトンはハンガロリンクの天候が荒れると実力を発揮する。2006年はホンダ、2011年はマクラーレンで勝っている。
ハミルトンは2012年、2013年と連勝しているから今年は3連勝といきたいところだ。
いつもは決勝セッティング重視のアロンソ・フェラーリもここでは予選上位獲得に力を入れるだろう。
ここでは、メルセデスPUのアドバンテージが若干少なくなるからフェラーリPUとルノーPUのユーザのチームは腕の見せ所どころだ

ハンガリーGPは1位ハミルトン、2位バトン、3位フェッテル、4位アロンソ、5位マッサ、6位ライコネン、7位リチャルド、8位スーティル、9位グロージャン、10位クビアトかな。 

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YUKICHI OTSUKA/大塚雄吉
学会ネット株式会社 代表

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