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YUKICHI OTSUKA 大塚雄吉
F1 ウォッチャー
幼少期にF1に魅せられ、50年以上にわたって、日本製のF1が出ていなくても、日本人F1ドライバーがいなくても50年以上にわたってF1を見続けてきた、F1 ウォッチャー。

Formula One 2013(19)2013 / 11 / 22

フェッテルはアメリカGPで8連勝を達成しで、連勝の新記録を打ち立てた。
2位には成長著しいグロージャンが入った。
不利な2番手グリッドからスタートしたウエバーはスタートで失ったポジションを奪い返すことができず3位に終わった。
ハミルトンは新品モノコックながら、タイヤをいたわる走行を強いられ4位。
アロンソは走らないフェラーリを5位に持ち込み、自身の2013年チャンピオンシップ2位を確定した。
アロンソは今年も2位だった。
アロンソでなかったら今年のフェラーリでは5位か6位がいいところだろう。
6位と7位には予選から速かったヒュルケンベルグとペレスが続いた。
ボッタスは予選からウイリアムズとは思えない速さを示し、決勝でも8位に入って貴重な4ポイントをチームにもたらした。
タイヤに苦しめられたロスベルグは9位、スタート後の接触から挽回したバトンはラスト2周のところでリチャルドを抜き、最後の1ポイントをゲットした。

8連勝したフェッテルと3位になったウエバーの差は予選の0.108秒の差だった。
F1の世界では0.1秒の差はとてつもなく大きな差である。
今回ウエバーはアブダビの時と同じようにポールポジションをとれたはずだった。
フェッテルが予選の第3セクターをとてつもなく速く走り抜けなければ・・・。
フェッテルはQ3の最終アタックラップ、第2セクターを終わったところではウエバーに遅れを取っていた、しかし第3セクターを驚異的なタイムで走りぬけポールをもぎ取った。

決勝では偶数列は奇数列より埃が多くスタートが遅れる。
予選3番手は埃の少ない奇数列でスタートの良いロータスに乗るグロージャンだ。
フェッテルがポールをもっていってしまったおかげでウエバーは2位になる確率も低くなってしまった。
案の定、ウエバーはスタートでグロージャンに前に行かれ最後まで抜き返すことができなかった。
フェッテルは最後にファーステスト・ラップを決めるために終盤ペースを落としてタイヤを温存し、余裕の走りで勝ってしまった。
ゴール後、今回もエスケープゾーンでドーナッツ・ターンをやった。
チャンピオンは負荷のかからないドーナッツターンの方法まで見つけてしまったのだろうか?
終盤にちょっとマシンに違和感のあるようなピットとのラジオ・トークがあったがどうもなかったようだ。

いよいよ最終戦、ブラジルGPだ。
小雨が降ってくれるとレースが面白くなる。
ここで注目のドライバーはF1ラスト・レースのウエバー、ホーム・レースのマッサ、ブラジルではいつもいい結果を出すヒュルケンベルグ、2008年最終戦の最終コーナーでチャンピオンを決めたハミルトンだろう。
特にマッサはチャンピオンシップ2位を既に決めたアロンソの犠牲になることなく、ホーム・コースでフェラーリ最後に最高の結果を出すべく奮闘するだろう。
フェラーリにしても二人が上位に入ってくれればコンストラクターズの順位も有利になる。マッサとウエバーはゴールしたらドーナッツ・ターンをしてもいいだろう。ペナルティの心配はないだろうから。

ブラジルGPは、1位ウエバー、2位グロージャン、3位マッサ、4位ハミルトン、5位アロンソ、6位ヒュルケンブルグ、7位バトン、8位ロスベルグ、9位リチャルド、10位ペレスかな。  

2013 ©Yukichi Otsuka, All Rights Reserved

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YUKICHI OTSUKA/大塚雄吉
学会ネット株式会社 代表

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