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YUKICHI OTSUKA 大塚雄吉
F1 ウォッチャー
幼少期にF1に魅せられ、50年以上にわたって、日本製のF1が出ていなくても、日本人F1ドライバーがいなくても50年以上にわたってF1を見続けてきた、F1 ウォッチャー。

Formula One 2013(1)2013 / 03 / 15

2013年シーズンは今日開幕する。
2012年シーズンはシャシー・レギュレーションが厳しかったおかげでまれに見る混戦となった。
それでも、終わってみればフェッテル・レッドブルがチャンピオンとなった。
今年は昨年のレギュレーションに多少手が加えられただけだし、2014年にエンジン・ルールが大きく変わることから今年のマシンは大幅な変更がないものが多い。
今年出走するチャンピオン・ドライバーはシューマッハが引退をしたので5人となったが、今年もレベルの高いバトルになることにはかわりがない。

日本人と海外のF1通好みだった可夢偉はザウバーのシートを失い、今年は1987年以来続いてきた日本人F1ドライバーの走りを見ることができない。
可夢偉は、WECに今年一年フェラーリのファクトリー・チームから参戦して、来年のF1復帰を目指すことになる。

明るいニュースもある。シーズン開幕前になって伝えられた確度の高い情報は、ホンダが新エンジン・レギュレーション下でF1に復帰するというものだ。
少なくともマクラーレンにはエンジンを供給することになるらしい。
大自動車メーカーとしては、エンジン・サプライヤーとしてF1に参加するのが適切なF1とのかかわり方かもしれない。
しかし、願わくばもう一度オール・ホンダのマシンでチャレンジしてほしいものだ。
今の社長はシャシー屋だし。
どちらにしても、2015年には、世界のサーキットにホンダ・ミュージックが帰ってくることになりそうだ。
N・ONEもいいけどやっぱりF・ONEの方がいいでしょう。
まあ、NがあるからFができるのだけれど。

今年のルーキードライバーはグエルテレス(ザウバー)、ボッタス(ウイリアムズ)、ピック(カーターハム)、ヴァンダーガルデ(カーターハム)、ビアンキ(マルシア)チルトン(マルシア)の6人だ。
中でもボッタスは評価が高い。
マルドナルドとどちらが速いか見ものだ。
一方、トップ5チームは顔ぶれが安定している。
引退したシューマッハの変わりにハミルトンがメルセデスに入り、ハミルトンが抜けたマクラーレンのシートにペレスが座るだけで、ほかはドライバー・ラインナップに変更はない。

今年はチーム間の実力は去年よりもさらに接近していると思われる。
特にフェラーリは過去2年間の不振を繰り返すことはできない。
昨年導入したメカニズムを洗練させた上にトヨタ・ヨーロッパの風洞を使って空力をやり直しているらしい。
去年の序盤戦ようにアロンソの力だけに頼らなくてもよさそうだ。
ロータスも昨年後半からさらにパフォーマンス・アップしているように見える。
レッドブルが今年も強そうなのには変わりがないが。

開幕戦は今年もオーストラリアだ。
アルバートパークはカナダのジル・ビルヌーヴと同じで、公園内に作られた公道に近いストップ・アンド・ゴーサーキットなので、メルセデスやフェラーリは得意ではないかもしれない。
オーストラリアGPと言えば地元ヒーローのウエバーが注目株だ。
2002年のデビュー戦ではミナルディで5位に入ったのだ。
オーストラリアGPは1位ウエバー、2位フェッテル、3位ライコネン、4位アロンソ、5位マッサ、6位バトン、7位ロスベルグ、8位ハミルトン、9位ペレス、10位スーティルかな。

2013 ©Yukichi Otsuka, All Rights Reserved

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YUKICHI OTSUKA/大塚雄吉
学会ネット株式会社 代表

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