インドGPはフェッテル・レッドブルの圧勝に終わった。
今シーズンを象徴するようなレースだった。
フェッテルは、ポールポジション、全周回1位、ファーステストラップのパーフェクトウィンだ。
2位のバトンと3位のアロンソはまったく歯が立たなかった。
初めてのコースと未知のコンディションでは本当に強いドライバーが実力を発揮する。
チャンピオン経験者のフェッテル、バトン、アロンソ、シューマッハがチャンピオン・ドライバーの力をみせてくれた。
ハミルトンはマッサにここ数レースの仕返しをされてレースを棒に振ったが。
アロンソはさすがというべきで、普通なら5位が順当というマシンできっちり3位に食い込んだ。
シューマッハは初コースということもあり練習走行からいろんなコーナリング・ラインを試していた。
チャンピオン7回の経験もフルに使ったシューマッハはロスベルグより前でゴールした。
シューマッハはかつての圧倒的な速さが印象に残っているだけに復帰してからのパフォーマンスについて色々言われていたが、メルセデスが来年速くなればまたもやシューマッハがチャンピオン争いに加わるということがあるかもしれない。
さて、次は年初の政情不安から中止になったバレーンGPと同じ中東にありながら、予定通り開催されるアブダビGPだ。
去年は最終戦でチャンピオンシップがかかったレースだったが、今年はそのような緊迫した雰囲気はない。
ホーム・チームもホーム・ドライバーもいないから、ドライバーたちは与えられたマシンからベスト・パフォーマンスを引き出せるようセットアップし、レース中はコンディションの変化に合わせて最高のドライビングをするだけだ。
ドライバーズ・レースを楽しむためにピットとの通信禁止、サインボードのみというレースが年1回ぐらいあってもいいのではないか?
チャンピオンもチャンピオン・チームも決まっていることだし。
アブダビGPは1位フェッテル、2位ハミルトン、3位アロンソ、4位バトン、5位ウエバー、6位アルグエルスアリ、7位シューマッハ、8位ロスベルグ、9位マッサ、10位ディレスタかな。
2011 ©Yukichi Otsuka, All Rights Reserved
POSTED BY:
YUKICHI OTSUKA/大塚雄吉
学会ネット株式会社 代表
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