ブリティシュGPは予想外の展開だった。
アップ・デートを多数投入してレッドブル独走を止めようとしたマクラーレンが逆にアップ・デートのために苦しんでいた。
フェラーリは予選でヨーロッパGPからすると信じられないようなパフォーマンスを見せたが、決勝では2台とも序盤に接触して散々な結果に終わった。
ハミルトンは外れてしまったアップ・デートを予選終了までに建て直し、何とか戦える状態に持って行った。
そして、フェッテルがスタートを失敗して1周目に接触しトップ争いから脱落したこともあって、決勝では見事2位に食い込んだ。
ロスベルグも非凡さを発揮してパフォーマンスが十分でないメルセデスを久しぶりに表彰台フィニシュまで引き上げた。
バリチェロは非力なエンジン、可夢偉は低予算に苦しむチームでありながらすばらしい結果を出した。
可夢偉がタイヤ・マネジメントを身に付けたことがここブリティシュGPでも証明された。
次はドイツGPだ。
ドイツには多くの観光名所がある。
1週間をドイツだけに費やせるならばレンタカーでメルヘン街道かロマンチック街道を1箇所1泊のペースで巡ればそれぞれに美しい町の個性が楽しめる。
僕のオススメはカッセルにあるヴィルヘルムへーエ公園の自然の落差を利用した大噴水だ。
ただし、水を上げるのに時間がかかるので噴水が見られるのは週1回(確か水曜日)の決まった時間なので曜日と時間を確認した方が良い。
F1のドイツGPはかつてニュルブルクリンクの北コースで開催されていた。
当時は全長が22.8kmあり途中にはジャンピングスポットがあって作りが弱いマシンは完走できなかった。
ホンダF1もここがデビュー戦だったがリタイヤに終わっている。
今のF1は速くなりすぎて危険なので1周5.1kmの南コースが使われている。
シューマッハがチャンピオンを続けていた頃はヨーロッパGPがニュルブルクリンクで開催されていた。
2007年からはドイツGPはニュルブルクリンクとホッケンハイムで1年おきに開催されるようになり、今年はホッケンハイムで行われる。
ここも、全長12kmの高速コースだったが現在は大幅にレイアウトが変わり全長4.6キロメートルの中高速コースとなった。
コース幅も広げられたのでこのコースではパッシングが可能だ。
ドイツ人F1ドライバーは、フェッテル、ロスベルグ、シューマッハ、スーティル、ヒュルケンブルグ、グロックと6人もいる。
グランプリドライバーの4人に1人がドイツ人という事になる。
ホーム・グランプリの観衆の前でいつも以上の走りを見せてくれるだろう。
アロンソ、バトン、シューマッハはそろそろポジティブな結果を出す必要がある。
レースごとにシートが決まるHRTの左近もセナを上回らないと後が無い。
2010 ©Yukichi Otsuka, All Rights Reserved
POSTED BY:
YUKICHI OTSUKA/大塚雄吉
学会ネット株式会社 代表
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