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KOZO KIZU 木津幸三
釣り師・ゲーマー・競馬ライター
人材関連広告会社、某著名ブランド企業で要職を務めあげたあと、日本でも珍しい「”釣り” “ゲーム” “競馬予想”の達人」として活動を続けるプロフェッショナル・ギャンブリスト。妻子のいる身ながら収入のすべてを釣り、ゲーム、競馬に注ぐ。義理人情に厚い九州男児でもある。

カオスな空間(マリリン・マンソンとスポーツジム編)2009 / 09 / 02

以前、ゲームセンターの話を書かせていただき、その空間を「カオス」と表現させていただいたのですが、またまた意外とカオスな空間を発見したので、そんなコト。

世の中の同世代と肩をならべるように出てきた僕のお腹。そしてこれまた定番のメタボ対策としてスポーツジムに入会したのです。20年近く前に、仕事絡みで行って以来の空間訪問でした。
基礎体力チェックや一通りの説明を聞いて、翌日から運動開始となったのですが、
まずは初心者でもできるバイク(自転車こぎマシン)をやったのでした。このジムのバイクの場所はエリアの中間ゾーンにあり、左にはウエイトトレーニングの空間、右にはエアロビクスの空間があるようになっており、前にはランニングマシン(これも本名は知らない)。
このバイクを30分も漕いでいると、位置的にも色んな景色が見ることができました。

とにかく、色んな人がいます。行くまでは「ちょっと笑顔気味な爽やかな人たちが集まって、
楽しそうに運動する場所」とイメージしていましたが、良い意味で期待を裏切ってくれました。
表現するなら、通勤途中の駅とでも言えば良いでしょうか。皆、周りに関知せずに
MP3みたいな音楽機器を使用してヘッドフォンで耳を塞ぎ、黙々と運動している。
サラリーマンがスーツを着てビジネス鞄を持って電車に乗るイメージのように、
Tシャツにジャージ、ヘッドフォンみたいな同じ格好の男女が、ズラリと並んだ
ランニングマシンに乗って、ひたすら走っています。汗をダラダラかきながら。

そのランニングマシンと僕のバイクマシンの間を、筋肉モリモリな人が通りすぎていく。
この人たちは、何だか他の人とはタイプが違って「俺はマニアです=主です」的な、
動物園でいうところのライオンというか、ガンダムでいうところのズゴック(それは見た目か)
のような、とにかく他とは一線を画した感じの人たちなのです。
多分、想像通りにバーベルとか「フンッ」って上げているのだと思います。
右をみるとスタジオがあって、その中ではヘッドセットのマイクを付けた
健康的な適度に色黒なインストラクターを中心に、激しい体操みたいに踊っています。
もうひとつ気になったのは、普通のお父さんみたいな人が、自転車マニアの人みたいに
ピチピチの専用ウェアみたいなファッションでいることです。しかし、あれはナンだろう?

うーん、やはり自分はかなり時代遅れのイメージを持っていたのだな、と。
よく、知らない人々が「競馬=ギャンブルで怖い」「ゲームセンター=不良の溜まり場」
「釣り=のんびり」みたいな既成概念を持つのと同じように、スポーツジムを
捉えていたのだと反省したのでした。笑顔気味に短パン(ジョギパン)姿で走る人とか、
レオタードでオリビア・ニュートン=ジョンのフィジカルみたいな曲に合わせて、
足を上げている人とかは存在しませんでした(約30年前にベストヒットUSAで観た光景)。

有酸素運動の30分は、この楽しさで瞬く間に過ぎ、「このカオス感、ゲーセンと同じかも」
と思っていたら、最後に左側のスペースから、マリリン・マンソンのドロドロしたデザインTシャツに
ブラックジーンズ姿のやせ細った、まさに非健康的な象徴のような長髪のお兄さんが、
疲れきった表情でロッカールームの方へ・・・。いいねえ、このカオス(混沌)っぷり。
『帰ったらマリリン・マンソンでも聴くか』と、バイクマシンから降りたのでした。
僕の大好きなドアーズのFive to one のカバーは必聴モノです。

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