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SHOWKEN HIRASAKA 平坂彰謙
株式会社CAMELSTUDIO 代表取締役社長
抜群の安定感と驚異のパワー・ドラミングでダイナマイトポップスの音楽を支える、まさにバンドの支柱的的存在。リラックスとのコンビネーションにより最強のリズム・セクションを作り上げる。またDMやCDジャケットのデザインを担当する、ダイポプのアートディレクターでもある。

あのひとこのひと”素顔”のおもいで/篠塚健次郎さん2009 / 08 / 10

篠塚健次郎。
モータースポーツ界では神様的存在のラリー・ドライバー。
かの有名な「パリ・ダカールラリー(パリダカ)」で何度も輝かしい成績を残し、「三菱自動車」「パジェロ」の代名詞にもなった無二の英雄。

「目に入れても痛くない」という表現がありますが、自分はといえば「ひかれても痛くない」ほどクルマが大好き。今から20年ほど前、そんな篠塚さんと会ってお話できるチャンスが巡ってきたのです。「30年生きてきた中で一番うれしい」…少なくとも水泳の岩崎恭子選手よりは説得力があります。

三菱自動車工業の会社案内に掲載する特集ページを作るため、当時東京・三田にあった本社で篠塚さんとお会いしました。

プロのラリー・ドライバーであるにもかかわらず、篠塚さんは三菱自工の正社員でした。いただいた名刺には「海外営業企画」という肩書きがついており、ようは立派なサラリーマン。

なんでも、毎年年末年始に行なわれる「パリ・ダカールラリー」は「フランス・アフリカ方面出張」だそうで。一応「出張手当」も出るが、優勝すると若干「特別手当」も出る、と。(若干、ってのがスゴい)

そのうち「予選は残業代が出る」とか「ダカールの給油所でガソリン代の領収書もらい忘れた」みたいな話まで出るのかと思ったくらい、少々思い描いていた世界観と違っていましたが、なにせあの「パリダカ」実話を篠塚さん本人から聞いているわけですから、彼の一言ひとことに「へー」とただ感心するばかりで。

一番印象に残っているのが、「自動車メーカーの社員ドライバー」という立場と、「レースでの走り方」の関係についてのお話。
「パリダカ」のような長距離で過酷なレースは、”速く走る”こと以上に”クルマを壊さない”ことが勝負の明暗を分けると言われていて、篠塚さんは事故率、故障率の極めて低いドライバーとしても高い評価を得ていました。そしてそれが、”一発当てたろか”というリスクはしょわないという、いい意味で”組織人”であることの「功」なのだと。
ものすごく説得力のある話として、ずーっと覚えています。

当時本社のショールームに飾ってあった篠塚さんのマシン(パリダカを実際に走ったパジェロ)を穴が開くほど眺め、無性に乗りたくなった自分は当然のようにパジェロを購入するわけですが、公道を「パリダカだー」と乱暴に走るくせがつきすぎて、あっちをぶつけ、こっちをぶつけ、1年足らずで手放しました。

もうひとつ、篠塚さんは三浦百恵(山口百恵)さんの義兄であることもよく知られています。

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Showken Hirasaka
Camelstudio Co., Ltd.

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