>こういうもありですよね?平坂さん

トッドはミュージシャンとして尊敬するお方です。
何をやらせてもサマになる、数少ない天才アーティストのうちの一人ですね。
しかし「ものにはいろいろな見方がある」…そんないい”対比”となるネタをお返ししましょう。

NO.1ロックドラマー:ドン・ブリューワー/Grand Funk
ベストトラック:Nothing Is The Same

ドラム演奏を目の前で見たり聴いたりしたことはありますか?

言うまでもなく、ドラムは皮を叩いて音を出しますが、思い切り叩くと、皮がヘコみ、振動し、側面に空いている穴から空気がシュッと吹き出します。
この何ともアナログでライブな感じは、リズムボックスや打ち込み(ドンカマ)では絶対に表現できないシロモノで、ドラムという楽器の醍醐味でもあると思うのですが、ライブステージではともかく、録音された音源からこの感触を感じとるのはとても難しいです。
沖さん執筆の中にもありましたように、特に最近ドラムに関してはサンプリング&打ち込みものが多く、ナマで叩くことをナリワイとしている者にとっては、実は少々寂しい感じもしたりします。

そこにきてこのドン・ブリューワー。
もともと190センチを超える身長と、ドでかいアフロヘアから(これは関係ないか)叩き出される”格闘技系”ドラミングは、当時のパワフルドラマー(例えばLed Zeppelinのボンゾとか)ともまたひと味違う、スピード感・ドライブ感のあるまさに「アナログでライブな」リズムが持ち味です。
そして、ベストトラックに選んだ「Nothing Is The Same」を含む彼らのサード・アルバム「Closer to Home
」が特にそのニュアンスをうまく仕上げた作品であると思います。

あまり細かいオカズや小細工をせず、とにかく叩き出した「音」のストレートなエネルギーで勝負するドン・ブリューワー。
タムの皮が「きゃー、やめてー」と悲鳴を上げているような気がするくらい、目の前でドカドカやっている時の空気を感じさせてくれる…これは打ち込みでは絶対に表現できない、ある種の芸術です。
パソコンで打った文字ではなく、墨で書いた筆文字みたいなもんでしょうかね。

それはそうと、ドン・ブリューワーとかグランドファンクとか言われても、最近の若いもんには「さっぱりわからない」でしょうね。
それもそのはず、1969年にデビューし、ドン・ブリューワーをはじめメンバーは全員現在60歳を超えるじじいです。
接点があるとすれば、割と最近ソフトバンク&SMAPのCMで使われた「ロコモーション」。
この楽曲は1973年ごろリリースされた彼らのナンバーです。(オリジナルではなく、カバーですが)

1970年初頭に来日もしています。
現東京ドーム(当時は後楽園球場)で、いろんな意味で伝説的なライブをやりました。
大型台風の来襲!怒濤のカミナリ!!降りしきる大雨!!(当時の球場には屋根がありませんでした)
ちなみに、確か小学校6年生くらいだった私の同級生が親にナイショで観に行って、「感電死するくらい感動した」と言っていました。

道路工事はツルハシを持って、掘ってなんぼ。
ドラマーはスティックを持って、叩いてなんぼ。
ドン・ブリューワー…
真のロックドラマーです。

沖さん、そう思いませんか?

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Showken Hirasaka
Camelstudio Co., Ltd.

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ドイツGPはエキサイティングな予選から始まった。
僅か2戦前のヨーロッパGPからは想像がつかないほどフェラーリが速くなった。
アロンソはでポール・ポジションを逃したがフロント・ローに並んだフェッテルと僅か1000分の2秒差だったし、マッサも予選3番手に着けた。
ブリティシュGPの予選で見せた速さは本物だったようだ。
名門ウイリアムズもヨーロッパGPあたりから少しづつに速くなり予選で確実にトップ10に入れるようになってきた。
打倒レッドブルの最右翼と思われていたマクラーレンはアップ・デートがなかなかはまらないし、このレースが地元のメルセデスも予選から苦戦していた。

決勝のスタートは、ポール・ポジションのフェッテルがアロンソを牽制しすぎて両者が遅れたところで予選3位のマッサがトップにたった。
マッサは、終盤にベストラップを更新し続けてスタート時の失地を回復したアロンソにトップの座を譲るまで快走し続けた。
この際のチーム・オーダーは物議をかもしたがチームとしては久々の勝利をチーム・メート同士がつぶしあってフイにすることだけは避けたかったのだろう。
フェラーリは伝統的にチーム・オーダーが好きなチームだが、罰金で済みそうなのでしてやったりなのだろう。
マクラーレンは両ドライバーががんばって4位、5位に持ち込んだがトップ3にはかなり差をつけられた。
ルノーとメルセデスは両ドライバーともトップ10に入った。

次は、僅か1週間後にハンガリーGPが開催される。
西側諸国のみで開催されていたF1レースを始めて東欧圏で開催した。
もっとも今はユーロ圏だが。
本田宗一郎氏が亡くなった直後に本田氏を敬愛していたアイルトン・セナが喪章をつけて出場した。
予選では驚異的なドライビングでこのコース向とはいえなかったマクラーレン・ホンダをねじ伏せてポール・ポジションをとり、決勝では2位以下を抑えきって優勝した。
アイルトンはこの勝利を本田氏に捧げると言った。

今年のチャンピオンシップの行方ははますます混沌としてきた。
現在1位のハミルトンから5位のアロンソまでの5人の内だれがチャンピオンになってもおかしくない。
ハンガロリンクは抜き場が無いので予選で結果を出すことが極めて重要になる。
予選でポールを取り、決勝のスタートでトップに立ったらタイヤ交換でミスしない限り、まず抜かれることはない。
ハンガリー人F1ドライバーはいないが、クビサはポーランド人、ペトロフはロシア人なのでファンも国境を渡って応援に来るだろうから、良いパフォーマンスが見られるだろう。
二人とも復調しつつあるルノー・チームというのも面白い。

バトンはこのコースでホンダF1を駆り、猫の目のように変わる天気の中巧みなドライビングで優勝したことがある。
バトンはここらあたりでハミルトンより上位でフィニッシュしておく必要がある。
ドイツでは惜しくも11位だった可夢偉も直線のスピードがさほど重要ではないこのコースでは予選上位に入れれば決勝の結果が期待できる。
今回も予選に注目だ。
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YUKICHI OTSUKA/大塚雄吉
学会ネット株式会社 代表

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ボビコときましたか。。。

しかしやはりなんといってもNo.1ロックドラマーは「トッド・ラングレン」でしょう。。

No.1ロックドラマー:トッド・ラングレン
ベストアルバム:Something/Anything

No.1ドラマーは本職がドラマーであるとは限らない(笑)。

アマチュアとてドラマー稼業は辛いものです。
そうです。ドラマーやプレイ、楽器についてのウンチクがどんどん多くなってしまうのです。
あの人のセットはどうとか、あの人のプレイはどうとか。
しかも自分のことは棚にあげて。。
ついついドラマー本来のもつ良さなどを忘れがちになるのだろうか…。

私がウンチク王になろうとしていた時期に衝撃をうけたアルバムがトッド・ラングレンのこの名盤。
ドラムの本質に出会ったといっても過言ではない。
それが言わば「本職ではない人の叩くドラム」
この「本職ではない人の叩くドラム」というのは時として勉強になることが多い。

大学生の頃の私はかなりの宅録マニアで自分で全楽器を演奏し録音しそれを一人夜中に聴いてニンマリする、という根暗な人間でありました。

まずは、ドラムパートを当時はシーケンサーに打ち込んでいくのですが、ドラマーが打ち込むドラムパートはやはり本物志向になっており、実際に叩けるもの前提で打ち込むものです。
フィルインの際も1拍毎にハイハットを踏んでる音を打ち込むとか。。。(笑)。

しかし当時友人のギタリストが打ち込んだ曲のドラムパートを聴いて私は驚きの声を上げました。

「こんなん8本ぐらい手がないと叩かれへんやんけ!」
「こんなドラミングなんで出来るやつおらんぞ!」

しかし、それと同時に実際のドラムで再現できることだけを前提で打ち込んでいた自分は、なんと型にはまった人間なんだろう、とも思ってしまいました。

トッドのこのアルバムを聴くといつもこのことを思い出します。。

このアルバムの特徴はその楽曲のほとんどがトッド・ラングレンによるマルチレコーディングということ。
ヴォーカル、ギター、キーボードはもちろん当然ドラムパートもトッド自身が行っています。
このCDには1曲ごとにトッドがコメントしているライナーが入っているのですが、
「ドラムのパートはレヴォンからぬすんだのさ。。。」とか出てきます。
折しも前回紹介したリヴォン・ヘルムのことです。

聴けば聴くほどドラマーの常識をくつがえすようなフレーズに思わずニンマリしてしまいます。
「スネアが抜けていてもいいじゃないか、ハイハットを刻まなくてもいいじゃないか、
それが曲にあっているのが一番イカすドラミングなのさ!」とつぶやいているようです。

こういうもありですよね?平坂さん

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HIDESHI OKI/沖秀史
株式会社USEN 放送企画統括部長

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