「人間は穴の空いたバケツのようなもの」まさに、ここ数日の噴き出す汗に納得する。
この日も35℃の目盛はとうに振り切っているはずだが、考えるのも嫌になるほどの猛暑である。
でも、眼前にはキンクロハジロの雛がいるという不可思議。
本来ならばユーラシア大陸に戻っているはずだが・・・?

その答えを、この近くに住むアマチュアカメラマンから直接聞いた「母親は羽を痛めて帰れなくなり数年が経過したのですが、昨年♂が居残ってペアになったのです。
その結果、とてもめずらしいキンクロハジロの雛の誕生というわけです。
この件で野鳥の会の人に確認したのですが、たぶん本州では初めての事らしいです。
今は1羽の雛だけですが、当初は4羽がいました。
でも、餌をあげる人がいましてね、そのため人を怖がらず手の届く所まで餌をもらいに近づくものだから・・・。
私はその瞬間をこの目でみてしまいました。
ネコはひょいと前足を伸ばしてやすやすと捕まえてしまったのです・・・」。

この夏、手加減なしの猛暑である。
とうとう1羽だけになってしまった雛。
でも、我々の心配をよそにいっちょまえに元気に潜水を繰り返していた。

キンクロハジロ(金黒羽白、カモ目カモ科)
日本全国の河川や湖沼、池に冬鳥として10月~4月ごろ飛来する。大きさは全長(翼開長)45㎝前後。名前の由来となっている黄色の目と後頭部に冠羽が特徴。冠羽が寝癖に見えることからネグセドリの俗称がある。繁殖はおもにユーラシア大陸の亜寒帯。一夫一一妻。繁殖時期は、5月から7月。卵数は6~12個。食性は雑食で潜水して貝類、甲殻類、水生昆虫、水草など。北海道で少数が繁殖。

この時の撮影技法(動く雛をAIサーボで追い続ける)
フワフワした羽毛の中にパチリと愛らしい瞳である。
これだけでもう容赦ない暑さを忘れてしまいそうだ。
そこで今回は、チョコチョコと動き続ける雛を手持ちで追うにはAIサーボとても便利な機能なので使わないとモッタイナイというお話です。
AIサーボとは動く被写体に対し動きを予測して絶えずファーカスを合わせ続ける機能です。
ただしこの追尾機能にはチョット注意が必要です。
動きのある雛の目に、望遠レンズの絞り開放値では正確なフォーカス、すなわちデリケートなピントはとても難しいということになります。
そこで、この日は晴だったけれども日陰に入る頻度が多かったので、その解決法の一例として感度設定を高感度(400)に上げました。
絞りを(F10)まで絞り込み、小さな雛(15㎝ほど)の体全体にファーカスがくるように被写界深度を深くしました。
このポイントをおさえることにより狙い定めた撮影意図に集中出来るのです。

カメラ設定
露出設定:絞り優先オート-1/3補正、AFモードAI SERVOシャッタースピード1/160秒,絞りF10、ISO400

使用機材
Canon40D 、レンズEF 300mm F4 IS 。

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TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家

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知り合いの若い映画関係者から教えてもらった作品です。
ドキュメンタリームービーというと多少語弊があるかもしれませんが、実際のカンヌ映画祭を舞台に、老獪な映画プロデューサーのサイ・ラーナー氏が”ハッタリ”だけで映画作品の制作を進めていこうとする作品です。

映画が大好きなタクシー運転手、フランクを捕まえて「第2のヘミングウェイ」と名付けて、脚本家としていろいろな関係者に紹介し始めるところから”ハッタリ”がスタート。
サイは、自分が「かつての大プロデューサー」などと揶揄されていることを知っていますが、そこは映画祭期間中のカンヌなので、少し歩けばセレブに出くわす彼は躊躇することなくデニス・ホッパーに監督を依頼したり、ジョニー・デップに主演を交渉します。
そうしたセレブ本人が、”役者”として登場するシーンは思わず笑ってしまいますが、この映画の真骨頂は別のところにあると思います。

それは、プロデューサーの仕事とは何か、です。
しなやかでありながら、自分勝手。わがままでありながら、繊細に人のことを気遣う彼は、人たらしの魅力をいやというほどわかっていて、彼が語る企画(「カンヌ・マン」というこれも笑えるタイトルです)をみんながなぜか信じてしまうのです。
サイが、フランクに対して、かたちのないものを信じ込ませる人間が必要な素行を教え込むシーンなどは思わず唸ってしまいます。

物語は後半大きく展開していきますが、こうしたパロディ作品の中にも、アイロニカルに人間味を盛り込むセンスは素敵だと思ってしまいました。

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AKIRA OKAJIMA/岡島朗
有限会社楽脳 取締役

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そう来ましたか、平坂さん

アメリカン・バンドのイントロのバスドラは未だに難しいと感じる私です。。

しかしこの方を忘れてはいけません。
No.1ロックドラマー:デヴィッド・ガリバルディ
ベストアルバム:バック・トゥ・オークランド

「タタト、タタト、タカカン、カン!」
「何じゃ今の?右手と左手の数が勘定でけへん・・・」

と、思わず口から出たタワー・オブ・パワーのライヴ(@東京ビルボード)。

タワー・オブ・パワーのドラマーとして有名なデヴィッド・ガリバルディ。

彼らは当然ファンクという分類に入るのだろうが、ベイエリア出身の割には
コッテリしたとんこつ系の音に満ち溢れ、その割には時折、西海岸ならでは
の微妙に乾いた風情も持ち合わせるサウンド。そしてホーンセクションと
ファンクのビートの絡み合いが最高にカッコいいいバンドです。

このビートを支えるのがロッコ・プレセア(B)デヴィッド・ガリバルディ
(Dr.)。先日も来日した彼らを見に行きましたが、そ知らぬ顔して驚愕の
リズムを繰り出す二人の姿は鳥肌ものでございました。
この二人ってきっと音とリズムで会話ができる人達なんだろうなぁ。

ガリバルディが「カンカン」叩くのに合わせてベースが「ポポポポ」とか
いうてるんでっせ。このベースのポポポポフレーズは、指二本でいとも
簡単に弾いているようですが実際やってみるとこんな音出せませんでぇ。

さて、ガリバルディ先生ですが、この人きっと身長が高いと思いますが、
その身長に比べてドラムセットは非常にコンパクトなものとなっています。
しかも、タムとシンバルの角度の親和性や機能性などは全ドラマー必見の
セットとなっています。

音の特色としては、「カンっ!」という甲高い音。そしてご飯にちりばめらる
ふりかけのように随所で聴かれるゴーストノートとリニアフレーズ。
以前彼のシグネチャーモデルを試打したことがありますがブラスシェルで
サイズは14×3.5。普段6.5のスネアでサザンロックを叩いている私は
「こんな浅い胴で低音出んのか?」と疑っていましたが
その低音の鳴りと反応のよさ、バランスの良さに驚愕しました。
スナッピーの本数も大量。まさにガリバルディが得意とするリニアな
フレーズはこの音なくしては成立しないでしょう。
それに彼が愛して止まないファンクの伝統的センス
と相まって誰にもマネの出来ない個性を発揮しているのではないでしょうか?

偶数・奇数が混じり合ったビートを楽な顔して刻む男、デヴィッド・ガリバルディ。
そんなリニアでパラディドル的プレイはおっさんのハートを鷲掴みです。

整いました?平坂さん

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HIDESHI OKI/沖秀史
株式会社USEN 放送企画統括部長

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