Archive for the ‘Game / ゲーム’ Category




以前にゲームセンターのスターホース2について書きましたが、今回もそのコト。

「怪物の中の怪物」-このコメントは、スターホースで馬を生産したときに出る評価コメント。
コメントは「いよいよグレードレースに挑戦です!」
「潜在能力は、かなりありそうですよ!!」
「この馬ならSWBCも狙えるかもしれませんよ!」
「この馬がサラブレッドの歴史を変えるかもしれませんよ!」
「こ、こ、こいつは間違いなく怪物です・・・」
「こ、こ、こいつは怪物の中の怪物です!!!」
という6種類に分かれていて、最後にあるコメントがこの「驚き文章タッチ」からも分かるように、最も評価が高いのです。
このコメントは評価の大まかな目安で、実際の素質ランクはSS/S/A/B/C にランク分けされており、
この中も更に+/-で細分化されています。スターホース2のマニアたちは、このSS最上級ランクの馬を生産し、ゲーム内でG1レースや最高格式のSWBC(スーパーワールド・ブリダーズカップ)を何度も勝利し、それで得られる獲得メダルの多さを競うのです。
このSWBCはサラブレッドの起源とされる3大始祖(バイアリーターク・ダーレーアラビアン・ゴドルフィンバルブ)など最強布陣のコンピュータ馬を相手に極東競馬場でのレース。
サラブレッドの起源の馬たちが相手だから、そりゃ、まあ強い。しかし負かせばメダル 5,000枚もゲットできるのです。

その強い馬を作る為に必要なのが「育成用メダル」「根気」「運」の3大要素。勝てばメダルなんだから、育てる為の調教や餌、レース登録費用は全てメダル。
詳細は省きますが、1頭の人生(馬生)は延べ120週で、選んだレースに出走させます。残り80週をきると引退が可能となり、0週(限界)まで使うか、途中引退するかして、その血を次世代に継ぐ(継承引退)ことが可能です。すなわち、その馬を親にして子馬を作り、それを代重ねしていきます。この過程がまさに「根気」の一言。
調教でメダルを消費することで能力を上げ、その素質を高めて継承することを繰り返します。
1頭あたり1500-2000枚くらいが120週にかかるメダルだと思いますが、凄いプレイヤーになると、強い馬をつくるために代重ねをして、何万枚という大量のメダルを投資するのです(それで稼いでくれないと悲惨でが・・・)。

そしてゲームといえどもサラブレッドの世界ですから、重要なのは血統背景。
本当のサラブレッド生産者たちも血統の特性をいかした配合を失敗を重ねたりしながら、試行錯誤し強い馬を生産していくものですが、このスターホース2も血統背景や、ニックス、インブリードといった本当の生産でも行なわれる、血の力を引き出す為の配合を行なうのです。
競馬ファンなら、少しは聞いたことのあるこの「ニックス」「インブリード」という、サラブレッド生産の「緻密さ」「計画」「賭け」をゲームの世界で追い求めることで、単なるメダルゲームの領域を超えたマーケットを作ったと思います。
まあ、元々は前にも書きましたように、家庭用ゲームの「ダービースタリオン」が原点で、その世界観がどんどん進化したものだと思うんですが、このスタホの世界は昔のゲームセンターにあった、馬の人形がパカパカ走って、馬券(メダル)に賭けて楽しむようなレベルじゃないんですよ、ホント。

スターホース2自体は一定期間を空けてバージョンアップされ、「飽き」がこないようにされているんですが、昨年末に第5弾のバージョンに変更されました。
そして、そうなってくると、間接商売のお決まり「攻略本」。
いよいよ第5バージョンの攻略本が発売されます。しかも2冊に分けられ(出版社が別)作戦で。
これまでのオフィシャル攻略本は、マニアから見ると「たいしたこと書いてなくて、完全初心者向けじゃん」なんて声もチラホラ出ていましたが、この本はどう評価されるか楽しみです。
僕自身、この攻略本シリーズは買ったこと無いんですが(あたかも釣られたような感じになるもんで)、たまには買ってみようかな・・・なんて気が。いよいよ釣られてみるか・・・。

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KOZO KIZU/木津幸三
釣り師・ゲーマー・競馬ライター

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以前、ゲームセンターの話を書かせていただき、その空間を「カオス」と表現させていただいたのですが、またまた意外とカオスな空間を発見したので、そんなコト。

世の中の同世代と肩をならべるように出てきた僕のお腹。そしてこれまた定番のメタボ対策としてスポーツジムに入会したのです。20年近く前に、仕事絡みで行って以来の空間訪問でした。
基礎体力チェックや一通りの説明を聞いて、翌日から運動開始となったのですが、
まずは初心者でもできるバイク(自転車こぎマシン)をやったのでした。このジムのバイクの場所はエリアの中間ゾーンにあり、左にはウエイトトレーニングの空間、右にはエアロビクスの空間があるようになっており、前にはランニングマシン(これも本名は知らない)。
このバイクを30分も漕いでいると、位置的にも色んな景色が見ることができました。

とにかく、色んな人がいます。行くまでは「ちょっと笑顔気味な爽やかな人たちが集まって、
楽しそうに運動する場所」とイメージしていましたが、良い意味で期待を裏切ってくれました。
表現するなら、通勤途中の駅とでも言えば良いでしょうか。皆、周りに関知せずに
MP3みたいな音楽機器を使用してヘッドフォンで耳を塞ぎ、黙々と運動している。
サラリーマンがスーツを着てビジネス鞄を持って電車に乗るイメージのように、
Tシャツにジャージ、ヘッドフォンみたいな同じ格好の男女が、ズラリと並んだ
ランニングマシンに乗って、ひたすら走っています。汗をダラダラかきながら。

そのランニングマシンと僕のバイクマシンの間を、筋肉モリモリな人が通りすぎていく。
この人たちは、何だか他の人とはタイプが違って「俺はマニアです=主です」的な、
動物園でいうところのライオンというか、ガンダムでいうところのズゴック(それは見た目か)
のような、とにかく他とは一線を画した感じの人たちなのです。
多分、想像通りにバーベルとか「フンッ」って上げているのだと思います。
右をみるとスタジオがあって、その中ではヘッドセットのマイクを付けた
健康的な適度に色黒なインストラクターを中心に、激しい体操みたいに踊っています。
もうひとつ気になったのは、普通のお父さんみたいな人が、自転車マニアの人みたいに
ピチピチの専用ウェアみたいなファッションでいることです。しかし、あれはナンだろう?

うーん、やはり自分はかなり時代遅れのイメージを持っていたのだな、と。
よく、知らない人々が「競馬=ギャンブルで怖い」「ゲームセンター=不良の溜まり場」
「釣り=のんびり」みたいな既成概念を持つのと同じように、スポーツジムを
捉えていたのだと反省したのでした。笑顔気味に短パン(ジョギパン)姿で走る人とか、
レオタードでオリビア・ニュートン=ジョンのフィジカルみたいな曲に合わせて、
足を上げている人とかは存在しませんでした(約30年前にベストヒットUSAで観た光景)。

有酸素運動の30分は、この楽しさで瞬く間に過ぎ、「このカオス感、ゲーセンと同じかも」
と思っていたら、最後に左側のスペースから、マリリン・マンソンのドロドロしたデザインTシャツに
ブラックジーンズ姿のやせ細った、まさに非健康的な象徴のような長髪のお兄さんが、
疲れきった表情でロッカールームの方へ・・・。いいねえ、このカオス(混沌)っぷり。
『帰ったらマリリン・マンソンでも聴くか』と、バイクマシンから降りたのでした。
僕の大好きなドアーズのFive to one のカバーは必聴モノです。

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KOZO KIZU/木津幸三
釣り師・ゲーマー・競馬ライター

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「やっぱ、ガリですかね」「うん、漬けるしかないっしょ」

このガリとは、寿司の横についているピンク色っぽいアレ、ではありません。
「ガリガリにする」の意味です。何をガリガリにするのかと言いますと。
「馬=サラブレッド」です。ちなみにバーチャルの世界ですが・・・。
ゲームセンターにあるSEGAのスターホース2というゲームのコト。

このスターホース2は熱烈なファン層を持つ、ゲームセンターにあるメダルゲームマシン。
飛行機の座席かと思うようなリクライニングシートに座り、デジタルパネルに
タッチしながら操作を行なうというもの。このデジタル化というかSF化具合は、
一昔前の喫茶店でピコピコやってるような代物とは全く違います。

ゲームの主旨は、家庭用ゲーム機でも爆発的人気となった「ダービースタリオン」のように、自分で馬を生産し、育成して模擬馬主になるというもので、ゲームセンター仕様だけに、自分の馬がレースに勝ったり、馬券に賭けて、的中するとメダルが手に入るというもの。

冒頭の「ガリ」「漬ける」とは、マニアなら言わずと知れた『強い馬を生産する為の裏技』です。
詳細は省略しますが、調教を繰り返し、ガリガリにして種牡馬と繁殖牝馬を配合するのです。
マニアたちは強い馬を作成する為に、そのプロセスにも一喜一憂して愉しんでいます。
その為の攻略本はオフィシャルなものから、ネット上の眉唾ものまで出ているほど。
さらにモバイル会員になると、店舗や全国のランキングも見ることができるという、
通信インフラを活用した、正に近代的なスタイルのゲームなのです。

そして何よりも・・・平均的なメダルゲームよりもお金がかかる、大人の遊びなのです。
皆さんもこれまで一度くらいは、ゲームセンターと呼ばれるところに行かれたことはあると思いますが、
このスターホース2を「本気」でやりますと、このメダル消費量が半端ではなく、
毎日、何枚もの福澤諭吉さんがあっという間に消えていく・・・。
熱くなったスターホースのマニアは我を忘れ、大枚を投げ打ちます。
当然、パチンコなどのように換金などありませんので、消費するだけなのです。
ほくそ笑む者と打ちひしがれる者、そこにあるのはメダルという擬似通貨を通して生まれる
「達成感」「優越感」「名誉」「自己満足」。

かくいう私もその魅力に惑わされている一人。
鳴り響く電子音の中で席に座り、成田-ニューヨーク間のフライトと同じくらいの時を過ごします。
(マニアはエコノミークラス症候群にならないように軽い運動や水分補給を怠りません)
スターホース2に限らず、ゲームセンターの各種ゲームにはマニアが存在し、
そのコーナーの常連(=主)がいたりして、時には鉄火場の様相すら漂っていて・・・
なのに、その近くでは子供連れのファミリーや、ラブラブなカップルもいる。
このカオスな雰囲気は、独特の文化であり、不思議な空間なのです。

さて、オタクという言葉は完全に言葉として認められるものとなりましたが、
ここでは変な方のイメージに引きずられないように「マニア」と表現しました。
人間が生きていくための最低限の行動以外(あるいはそれを含め)は、
全てが「文化」であり、その文化をリード(創造)する人が「マニア」と称されると思うのです。
自分自身は何の「マニア」なのか、考えたことありますか?

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KOZO KIZU/木津幸三
釣り師・ゲーマー・競馬ライター

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