Archive for the ‘Celebrity / 有名人’ Category

自分が20代半ばのころ、メインクライアントのひとつに音楽系専門学校がありました。
生徒をかき集めるためには金をいとまないというアコギな面を除いては、小さなフツーの学校です。

ある日その学校の担当者から、こんな電話がかかってきました。
「明日学校にスティービーワンダーが遊びに来るから取材してくれ」

「はああ???」
冗談なのか、それともそっくりさんのお笑い芸人なのか…
いやいや、あのスティービーワンダーご本人、ホンモノのスティービーワンダーさまがやってくるのだと。

わざわざそのために来日したのか?
まさか。
日本公演の合間に寄る、ということだったようで。
それにしてもスゴい。

「大物外タレがぶらっと遊びにくる学校」というような宣伝を、学生たちに向けて打ちたい、というのが目的だとか。「スティービーワンダーがこんなとこにぶらっと遊びに来たりするわけねーだろ!」と思わずツッコミを入れたくなるような、クレイジーな企画です。

で、当日。7階建ての校舎には、普段来もしない学生までが全館ごったがえし、まさに上へ下へ大騒ぎです。なまスティービー。ここはフツーの校舎。やはりクレイジーです。

確か2階の最も大きな教室で、グランドピアノの前に座るスティービーを、午前8時台の山手線でもこんなラッシュはないだろう、という密度で学生が取り囲む。
いつもテレビで観るのと同じ動き、同じ笑顔で「I Just Call To Say I Love You」をスティービーが歌い、皆が大合唱し、建物全館が音で揺れる…。

いつも「金もうけ主義」なところに少々疑問を持っておりましたが、この時ばかりは思いましたよ。「いい学校だなあ」って。授業料高いだろうけど、お金で買えない夢とか体験が得られたわけですからね。みんな、涙ぼろぼろ流してました。

後日当校の理事長から呼び出され、「なんとかワンダってずいぶん流行ってるらしいじゃねえか」
なんじゃそりゃ。


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Showken Hirasaka
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【愛犬が超かわいい】
今から5年前、2004年のこと。

自分の会社でやっているペット写真の携帯サイトで人気のコーナー「有名人のペット」に、角田さんが登場されることになった。
写真家は、あの「はなデカ写真」で有名な森田米雄氏。

当時世田谷・梅が丘にあった「はなデカスタジオ」に奥様、お嬢様、そして愛犬のトイプードル「プッチーちゃん」と「チコちゃん」とともに現れたご本人。

もちろんはじめてお会いしたわけで、第一印象はとにかく「えらいかっこいい」。

格闘家として、マルチタレントとして、いつもテレビで観ている角田さんよりも、実物の角田さんは、とにかくかっこよかった。

たぶん少しは会話をさせてもらった気もするが、緊張していたせいかほとんど覚えていない。
角田さんのぶっ太い腕とちっこいワンちゃん、そのコントラストが面白くてたまらなかったことだけよく覚えている。

【歌がめちゃウマ】
撮影終了後、森田米雄氏をはじめとする撮影クルーと角田さん一家フルメンバーで、そのまま「夜の宴」に。

何といっても角田さんが会の中心である、ということもあって、いろいろな話をご本人から聞かせてもらったことをよく覚えてる。
中でも印象的だったのが、「小さい頃から英語が得意だった」ことと、「高いクルマを買って女房にイヤな顔をされる」こと(後者は自分にもよく当てはまる)。

宴もたけなわ、貸し切りの大きな座敷には「お、こんなところにカラオケマシンが!」。
角田さん、歌唱力には全国的に定評がある。ナマで聴けるとあって出席者全員角田コールの嵐。

最もお得意とされる桑田圭祐・サザンナンバーを何曲も歌わせてしまったのだが、何がスゴいって、まだ新曲発表間近いのにいたるまでメロディはもちろん、歌詞も全部覚えている!!
スゲー。さすが。つうか、いつ練習してんのよ。

【ライブ参戦】
この写真撮影会〜夜の宴から数日後、自分のやっている歌謡曲爆笑ロックバンドがライブ出演する予定で、図々しくも「角田さん、遊びに来てもらえませんか」などと酔っぱらったフリをして(いや、確実に酔っぱらってたが)お誘いしちゃったりしたところ、本当に来てくれた!というウソのような話なのだ。

たまたま自分のバンドが「結成10周年」を迎えた記念ライブだった、とうこともあり、こじんまりとした渋谷のライブハウスには軽く100名を超す観客が。

今思えばあの場所に居合わせたお客様たちも相当”ラッキー”だったのでは。満員の客席を縫うようにステージに上がり、そして「TSUNAMI」熱唱。これは自分とメンバーにとって一生の思い出になった。

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篠塚健次郎。
モータースポーツ界では神様的存在のラリー・ドライバー。
かの有名な「パリ・ダカールラリー(パリダカ)」で何度も輝かしい成績を残し、「三菱自動車」「パジェロ」の代名詞にもなった無二の英雄。

「目に入れても痛くない」という表現がありますが、自分はといえば「ひかれても痛くない」ほどクルマが大好き。今から20年ほど前、そんな篠塚さんと会ってお話できるチャンスが巡ってきたのです。「30年生きてきた中で一番うれしい」…少なくとも水泳の岩崎恭子選手よりは説得力があります。

三菱自動車工業の会社案内に掲載する特集ページを作るため、当時東京・三田にあった本社で篠塚さんとお会いしました。

プロのラリー・ドライバーであるにもかかわらず、篠塚さんは三菱自工の正社員でした。いただいた名刺には「海外営業企画」という肩書きがついており、ようは立派なサラリーマン。

なんでも、毎年年末年始に行なわれる「パリ・ダカールラリー」は「フランス・アフリカ方面出張」だそうで。一応「出張手当」も出るが、優勝すると若干「特別手当」も出る、と。(若干、ってのがスゴい)

そのうち「予選は残業代が出る」とか「ダカールの給油所でガソリン代の領収書もらい忘れた」みたいな話まで出るのかと思ったくらい、少々思い描いていた世界観と違っていましたが、なにせあの「パリダカ」実話を篠塚さん本人から聞いているわけですから、彼の一言ひとことに「へー」とただ感心するばかりで。

一番印象に残っているのが、「自動車メーカーの社員ドライバー」という立場と、「レースでの走り方」の関係についてのお話。
「パリダカ」のような長距離で過酷なレースは、”速く走る”こと以上に”クルマを壊さない”ことが勝負の明暗を分けると言われていて、篠塚さんは事故率、故障率の極めて低いドライバーとしても高い評価を得ていました。そしてそれが、”一発当てたろか”というリスクはしょわないという、いい意味で”組織人”であることの「功」なのだと。
ものすごく説得力のある話として、ずーっと覚えています。

当時本社のショールームに飾ってあった篠塚さんのマシン(パリダカを実際に走ったパジェロ)を穴が開くほど眺め、無性に乗りたくなった自分は当然のようにパジェロを購入するわけですが、公道を「パリダカだー」と乱暴に走るくせがつきすぎて、あっちをぶつけ、こっちをぶつけ、1年足らずで手放しました。

もうひとつ、篠塚さんは三浦百恵(山口百恵)さんの義兄であることもよく知られています。

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