Archive for the ‘THEME’ Category

熱風のなか、アジアイトトンボのお嬢さまがスイーツならぬご馳走が目の前を横切るのを辛抱強く待ち構えていた。
ときおり婚活の若者が言い寄るも、よっぽどお腹がすいているのか適当にあしらっていた。
それではとパパラッチよろしく、ちょっくらお写真をとカメラを差し出すと「ハ~イ!」とお得意のポーズで決めてくれたのである。
激写の後「サンキュー!」と声をかけるまもなく目の前を横切ったスィーツをガブリと頬張っていらしたが、「食べるシーンの公開はノーよ」と、まるでハリウッドスター顔負けでやんわりと断られてしまった。

アジアイトトンボ 均翅亜目(きんしあもく)イトトンボ科 アオモンイトトンボ属
大きさは28㎜前後。
5月~10月ごろ北海道南部から南西諸島に発生する。平地の池や沼などに生息。
羽化したての♀は少し赤っぽい色をしていますが成熟するにしたがい緑色に変わる。
名の由来はアジアに広く分布するのでアジアイトトンボ。

この時の撮影技法(ユーモラスな瞬間を捉える)
お顔をよく見ると、複眼が左右に離れているのでとてもユーモラスでフォトジエニックだ。
観察を続けるとときおり目の掃除をする姿がユーモラスでそこを狙うことにした。
そこで、今回のキーポイントは、三脚不使用時のカメラ安定法です。
小さくて絶えず動き回るので今回は三脚が不向きでした。
そこで手ぶれを起こさぬ様に立て膝の上にカメラを置き安定させます。
こうすることで暫くの間、安定した状態で待ち受ける事が可能になります。
あとはじっと待機してその瞬間を待ち構えるだけです。

カメラ設定
露出設定マニュアル、シャッタースピード1/160秒,絞りF9、ISO400

使用機材
Nikon D300 、VR85mm マクロレンズ

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TSUGIO NISHIMURA/西村次雄
写真家

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沖さん、いつもシブいところから選んできますね。
シブさではこちらも負けません。

NO.1ロックドラマー:ダニエル・セラフィン/Chicago
ベストトラックアルバム:Chicago lll

「Chicago」は1969年のデビュー以来メンバーがコロコロ変わるものの、いまだに現役。
ローリングストーンズ、エアロスミスと並んで、3大長寿じじいバンドと言われています。

ダニエル・セラフィンは、ロックを基調としながらも、しなやかな手首から織り出される細かなロールやシンバルさばきが光る、いわばジャズ出身のロックドラマーとでも言いましょうか。
デビューから19枚目のアルバムまでメンバーとして活動していたようですが、注目したいのは、特に3枚目あたりまでの初期です。

もともとギターがサウンドの中心であるというロックの概念を変え、「奇跡!ジャズとロックの融合」と言わしめたバンドがこの「Chicago」。
一般的には、通常のロックバンドユニットに「サックス」「トランペット」「トロンボーン」という管楽器プレイヤーをレギュラー陣に加えたことが「ジャズとロックの融合=新しい」という評判を生んだとされています。

しかし、実はそうではありません。
ダニエル・セラフィンのドラムこそが、その新しいサウンドを誕生させた張本人なのです。

そのへん少し解説いたしましょう。

<1>◎特に初期の頃は、音楽的なコンセプトがたいへん社会的で(”流血の日”のように反戦的なもの、”いったい現実を把握している者はいるだろうか?”のように社会哲学的なものなど)、世界観としては極めてロックである。

<2>◎ホーンセクションのアレンジが度を超えたテンション(というか、ほとんど不協和音)なうえに、攻撃的で乱暴な演奏スタイル。
本来ジャージーな雰囲気を作るべき楽器が、逆にジャズらしくないサウンドを生み出している。

<3>◎曲調としては、実にポップな色合いのものが多い(QUESTIONS 67 AND 68、MAKE ME SMILE、LOWDOWNなどなど)。
アレンジ次第では日本の歌謡曲としても通用するほどのポップスである。

つまり、ほっておくと「少々反社会的で、ラッパのやかましいポップ・ロック」という、音楽的には実に安っぽい感じのするバンドになってしまうわけであります。

そんなバンドを崇高な「ジャズとロックの融合」という領域にまで押し上げたのが、ダニエル・セラフィンなのです。

フツーのジャズドラマーには、この乱暴なラッパポップロックバンドなど全く務まりません。
そんなのは例えて言うならば、サッカーのフォワードにカーリングの選手を起用するようなもんです。
また、ベタベタの8ビートドラマーでは、バンドがさらに下品になってしまいます。
しかも、ロバートラム(Keyboard)、テリーキャス(Guitar)、ピーターセテラ(Bass)といったリズムに厳しいテクニシャン揃い、一寸の狂いもない正確なビートを刻むドラマーでなければなりません。

「なぜダニエルが…」お解りいただけましたでしょうか。
ジャズの基本をばっちりマスターしていて、しかもロックのニュアンスがよくわかっていて、極めて正確なリズムを刻む、なかなかいやしませんよ、こんな人。

しかし、この<1>+<2>+<3>+ダニエルのドラム=「ジャズとロックの融合」という方程式は、曲の内容やアレンジ、メロディなどの微妙なバランスの上に成り立っており、”奇跡の融合”はあまり長くは続きませんでした。
個人的には、5枚目(Saturday In The Parkなど収録)ですでにフツーのロックバンド、それ以降ではもはやありきたりのバラードポップス楽団に”成り下がってしまった”というのが我が感想です。

まあそれはいいとして、少なくともデビューから3作(すべて2枚組なため、合計6枚)ロック史上に輝く最高傑作が誕生したわけですから、それでいいじゃありませんか。

少々余談になりますが、上記の「微妙なバランス」というのは、他の同類とされるバンドと比べるとよくわかります。

◎Blood Sweat & Tears(BS&T)
 同じくホーンセクションを持つバンドで、Chicagoの親戚みたいなもんですが、こちらのほうが先輩にあたります。
 良く言えばChicagoよりも”大人っぽい”感じもしますが、ロックバンドとしては妙に安定しすぎていて、危なっかしさがなさすぎる。少々田舎のにおいもしたりして。
そういう意味で、ロックバンドとしてのバランスが取れているとは言えません。
興業的にも圧倒的にChicagoに軍配が上がります。

◎Chase
 こちらはトランペット3本というクレイジーな構成で、一時期はChicagoを食った!という感もありました。
しかしながら「ペット3本」で押しまくるというスタイルが、そもそも”一発の打ち上げ花火”…はじめからバランスを欠いたものでした。
いかんせん長続きせず、「Get It On(黒い炎)」1曲で終わり。
そういう意味ではダンディ坂野や鼠先輩と同じです。
完全にChicagoの勝ちです。 

「微妙なバランス」…もしジョン・レノンとポール・マッカートニーが出会っていなかったら。。。
あの数年間に生まれたThe Beatles数々の作品も存在しなかったわけで。
「ジャズとロックの融合」という奇跡と3枚の最高傑作アルバムを作ったChicagoに、ダニエル・セラフィン。
んー、感無量。

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Showken Hirasaka
Camelstudio Co., Ltd.

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ハンガリーGPは予選と決勝スタート後の数百メートルでレースが決まると誰もが思っていた。
予選ではレッドブルの速さを見せ付けられた。
ドイツGPではフェラーリがついにレッドブルと戦えるまでに速くなったように見えたがそうではなかった。
中でもフェッテルは群を抜いていてチームメイトのウエバーもお手上げだった。
日本期待の可夢偉は遅い車にひっかかって18位と振るわなかったばかりか、ピット入り口の信号無視でペナルティを与えられ最後列からのスタートとなってしまった。
予選が終わった時点で誰もがフェッテルの圧勝を予想していたし、予選の結果を見れば当然のことだった。

ところが、そうは簡単にいかないのがF1の面白いところだ。
スタートは順当にいき、後方で可夢偉が7台抜きをやって16位まで進出していたのを除けば大きな動きはなかった。
ところがセフティカーがはいったことがきっかけで、セフティカーとの車間を空けすぎたフェッテルがペナルティを食らい大きく後退、このレースは2位でいいと思っていたであろうウエバーが優勝してしまった。
アロンソは予選でレッドブルに歯の立たなかったフェラーリをちゃっかり2位に滑り込ませた。
可夢偉はセフティカー明けにシューマッハを抜いたのが効いて9位に入ってレース強さをまたしても証明してしまった。

夏休みが終わって、F1サーカスはベルギーのスパ・フランコルシャンに集まってくる。
僕にとってベルギーといえば高級なチョコレート、ダイヤモンド、新聞のインクで手が汚れないように新聞にアイロンをかけてくれるホテルといった高級なイメージのものが目に浮かぶ。
ただし、自動車に関して言えば自国に大きな自動車会社もないしF1ドライバーも常にいるわけではない。
それでも、1950年以来あまり途切れることなくF1GPが開催されている。
尊敬すべきレーシング・ドライバー/自動車評論家である故ポール・フレール氏はベルギー人であった。
ポール・フレール氏の著書「ハイスピード・ドライビング」は今でも僕のドライビング技術の中核をなしている。
正統なスポーツ・ドライビングを身につけたい方にはお勧めの一冊だ。

スパ・フランコルシャンの名物はオー・ルージュと呼ばれるそのまま天にも登って行きそうな登りの高速コーナーと、スパ・ウェザーといわれるレース中猫の目のように変わる天気だ。
スパはドイツ国境も近いのでドイツ人観客も多数押しかける。
スパは高速コースなので高速コースに強いフェラーリが伝統的に良い成績を収めてきたが、2009年ここでのフォース・インディアの速さは驚きだった。
今年のレッドブルはオール・ラウンドで圧倒的な速さを見せているからここでも優位に立つのは間違いない。
ただし、スパでは、タイヤ交換のタイミングとコース・コンディションの変化にうまく対応できるドライバーが結果を出すことができる。
コンディションの変化を味方にできるバトンや新しいFダクトが付く予定のルノーに乗るクビサにはいいところを見せてもらいたい。
スパ・ウェザーで決勝レースが荒れると思わぬドライバー・チームが優勝するかもしれない。
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YUKICHI OTSUKA/大塚雄吉
学会ネット株式会社 代表

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